なんとなく毎年、子鹿の多く見られるころに、奈良公園に行っている。
一昨年の子が、去年の子が・・・とはわからないのだけれど、
小さな鹿がたくさん跳ねている季節は芝の緑の草萌えとともに、
若々しい空気が満ちている気がする。
今年は、やはり観光客がぐんと少なくて、しかせんべいよりも芝をもぐもぐ
する鹿たち。健康的にも見える風景でもある。
親子でもぐもぐ。子鹿同士で跳ねまわるこたち。
かたまって一休みの団体。
もぐもぐの中にきになるこがいた。
少し、他の鹿たちよりも薄い、白い。
子鹿なのに、堂々としたもぐもぐ。親か誰かの近くにいてもぐもぐする
でもなく、1匹でいる。
ずっと見ていたら、顔まで大人びて見えてきた。
あの子はどんな色の形の大人になるのだろう。
色は濃くなるのかな。そのまま少し薄い色味で成長するのかな。
あの子だったら、来年見たらわかるのかな。
気になるあのこ。